不動産を売却する際にかかる3種類の税金と譲渡所得の計算について、税理士が監修する解説

不動産を売却する場合、売却益にはさまざまな税金がかかります。また、売却によって得られる所得も「譲渡所得」と呼ばれ、税金が課されます。この記事では、不動産売却に関わる税金と譲渡所得の計算方法について、税理士が監修して解説します。

不動産売却にかかる3種類の税金

不動産を売却する場合には、以下の3つの税金がかかります。

それぞれの税金について詳しく見ていきましょう。

不動産の売却益は所得税の対象となります。売却益は、売却価格から取得価格や売却に要した費用を差し引いた金額です。所得税の計算は、所得税法に基づいて行われます。

住民税は、売却益に対する地方公共団体に支払われる税金です。所得税と同じく、売却益から取得価格や売却に要した費用を差し引いた金額をもとに計算されます。

固定資産税は、不動産の所有者が年に数回支払う税金です。不動産を売却すると、次回の固定資産税の期日までの期間に応じて、売却者と購入者で負担が分担されることがあります。

譲渡所得の計算は、所得税法に基づいて行われます。以下に、基本的な計算方法を示します。

項目	計算方法
売却益	売却価格 - 取得価格 - 売却に要した費用
譲渡所得	売却益 - 控除額

譲渡所得から所得税や住民税を計算することで、最終的な税金額が求められます。

不動産を売却する際には、所得税・住民税・固定資産税の3種類の税金がかかります。また、売却益は譲渡所得として所得税の対象となります。正確な計算を行うためには、税理士などの専門家の助言を受けることが重要です。