新入社員の出社と残業代について
あなたが新しく入社したばかりの会社で、上司から「早く出社することが礼儀だ」と言われたことがあるでしょう。しかし、その後も残業をすることになるかもしれません。では、残業代は請求することができるのでしょうか?
■労働基準法の定義
まず、残業代について把握するために、労働基準法に定められた定義を見てみましょう。
労働基準法第36条によれば、残業とは、「労働時間が法定時間を超える労働時間」のことです。つまり、法定の労働時間を超過して働いた時間が残業となります。
■残業代の請求条件
次に、残業代を請求するための条件を確認しましょう。労働基準法第37条では、次のように規定されています。
- 時間外労働を命じられたこと
- 労働時間が法定労働時間を超過したこと
- 給与が一定額以上であること
つまり、上司や会社から時間外労働の指示があり、
法定労働時間を超過して働いた結果、一定額以上の給与が支払われている場合に限り、残業代を請求することができます。
■注意点
しかし、残業代を請求する際には、いくつかの注意点があります。
- 時間外労働の指示は、口頭での指示でも文書での指示でも構いませんが、口頭での指示の場合は、証拠を残しておく必要があります。
- 残業代を支払う義務がある場合でも、企業によっては、契約書などで特別な条件が定められている場合があります。契約書などをよく確認し、必要であれば弁護士に相談することをおすすめします。
- 残業代を請求する際には、一定期間内に申請する必要があります。労働基準法には、残業代請求期限が定められていますので、期間内に請求するようにしましょう。
いかがでしたでしょうか。新入社員としては、早く出社してきちんと仕事をこなすことも大切ですが、労働法や契約書などをよく確認し、残業代を適切に請求することも忘れずに行いましょう。万が一、残業代請求について問題が発生した場合は、弁護士や労働組合、労働局などに相談することもできます。