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65歳で平均寿命20年、健康寿命は10年。年金は繰下げ受給が得か?

日本では、高齢化社会が進むにつれて、年金に関するニュースも増えています。しかし、年金制度について詳しく知らない人も多いのではないでしょうか。そこで、今回は65歳で平均寿命20年、健康寿命は10年の場合に、年金は繰下げ受給が得かどうかを見ていきます。

日本の年金制度は、60歳から支給が始まり、65歳で満額支給となります。ただし、繰下げ受給制度があり、60歳から受給を開始することで、受給額が減少します。

■平均寿命

日本の平均寿命は男性が81.0歳、女性が87.3歳(2020年)。つまり、65歳で平均寿命20年と言っても、それ以上生きる可能性が高いといえます。年金はその後も支給されますが、受給額が減少するため、長生きするほど年金総額は減少していくことになります

■健康寿命

健康寿命とは、健康な状態で生活できる期間のことを指します。日本の健康寿命は男性が71.0歳、女性が74.9歳(2019年)。つまり、65歳で健康寿命が10年としても、その後は介護が必要になる場合があります。介護保険制度がありますが、その負担も年金によって支払われるため、受給額が減少することになります

■繰下げ受給

繰下げ受給は、60歳から年金を受給することで、満額支給時の額から6%ずつ減額されます。つまり、65歳で満額支給を受ける場合と比較して、60歳から支給を開始した場合、年金総額が減ってしまいます。

65歳で平均寿命20年、健康寿命は10年としても、実際にはそれ以上生きる可能性が高いため、年金総額が減少してしまうことになります。また、介護が必要になる場合があるため、介護保険制度も必要になります。繰下げ受給は、年金総額を減らしてしまうため、慎重に判断する必要があります。
用語 意味
平均寿命 一定期間内の生存者の人数を元にした、平均的に生きられる期間のこと。
健康寿命 健康な状態で生活できる期間のこと。
繰下げ受給 満額支給よりも早く年金を受給することで、支給額が減少すること。